男子総合は栗原が貫禄の連覇 うつくしまトライアスロンinあいづ
猪苗代湖と磐梯山を望む真夏の会津路で27日、全国の鉄人たちが競った「第19回うつくしまトライアスロンinあいづ」。男子総合で連覇した栗原正明(山梨県)、女子総合で4連覇した菊池日出子(本宮市)らが熱戦を繰り広げた。
声援味方に逆転劇
大会の覇者栗原正明(山梨県)は最初のスイムでトップから4分近く遅れる苦しい展開から、バイク、ランで追い上げ、連覇を達成した。
バイクで順位を上げたものの最後のランをスタートする時点で3位。トップを行く松丸真幸(茨城県)から2分以上の遅れていたが、昨年も驚異的な逆転劇を見せた得意のランでの逆転は可能と判断。オーバーペースを避け、安定したレース運びを重視した。
給水ポイントでの水分補給を徹底しながら、自身のペースで淡々と松丸らを追い上げた。「沿道の『行け!』という声援も味方につけた」
最後は2位の松丸を22秒差で振り切る2年連続の見事な逆転劇。プロ選手の面目躍如となる見事なレース運びでフィニッシュテープを切ると、満面の笑みで観衆の拍手に応えた。