東洋大・酒井監督、若手起用『積極采配』光る 箱根駅伝・往路

 
4年ぶりの往路優勝を喜ぶ東洋大・酒井監督

 「青山の連覇を止める」。青学大の3連覇で2年連続総合2位だった東洋大が4年ぶりに往路優勝を成し遂げた。酒井俊幸監督(41)=学法石川高卒=は1、2年生の若手を多く起用してレースを制し、選手たちをたたえた。

 レース中は選手の後ろを走る監督車から選手を鼓舞。トップでたすきを受けた2区の相沢晃には「守りに入るな」とげきを飛ばし、好走へと導いた。往路優勝後の記者会見では「1、2区がうまく流れたことで、3、4区が自信を持って走れた」と勝因を語り、36秒差まで迫られた5区については「一番後ろが気になった」と振り返った。

 前評判は決して高くはなかったが、積極的な采配が光った9度目の箱根路。就任からわずか9カ月、33歳の若さで制したあの時から名将の道を着実に歩んでいる。

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