来年こそ...箱根駅伝「打倒!青学」 福島県出身・監督『闘志』

 

 青学大の4連覇で幕を閉じた3日の箱根駅伝。往路優勝の東洋大、2年連続3位の早大など、オープン参加の関東学生連合を含め、本県出身の5人の監督が熱いレースを演じた。「打倒青学」「シード権獲得」。指揮官たちの来年の箱根路への闘いはもう始まっている。

 4年ぶりに往路を制した東洋大だったが、またしても青学大を止めることができなかった。

 酒井俊幸監督(41)=学法石川高卒=は「6~8区のタイム差でやられている。東洋のウイークポイントにも重なり、そこが響いた。往路では出ない、勝負区間の選手層の違いが出た」と敗戦を分析。その上で1、2年生が活躍した今大会は来年へつながる確かな手応えをつかんだ。「主要メンバーが残るので、(青学大と)真っ向勝負ができるようにしたい。学生長距離界を引っ張っていくような選手に成長させたい」と言い切った。

 2年連続総合3位の早大・相楽豊監督(37)=安積高卒=は「優勝を目指したが、届かず悔しい」と一言。9年ぶりのシード落ちとなった12位の駒大・大八木弘明監督(59)=会津工高卒=は「采配ミス。本当はエースを2区で使いたかったがスパッと替えられなかった」と悔しさをにじませた。

 前回から一つ順位を上げ19位の国士舘大・添田正美監督(40)=岩瀬農高卒=は次回も予選会からのスタート。「一歩一歩上がるしかない」と前を向いた。関東学生連合を率いた武者由幸監督(34)=日大駅伝監督、田村高卒=は「5人の中で一番年下。勉強させてもらった」とし、来年こそは自身のチームを箱根に導く決意だ。

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