走者救護!初メディカルランナー いわきサンシャインマラソン

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メディカルランナーの使命を果たした大川原さん

 いわき市で開かれた第9回いわきサンシャインマラソンで、いわき開成病院の看護師大川原新さん(45)は、今大会から初めて導入された「メディカルランナー」としてフルマラソンに出場し、ほかのランナーの救護などに当たりながら42.195キロを走った。

 メディカルランナーは医師や看護師、救急救命士が走りながらランナーの異常の早期発見や救護活動の補助などに当たる。前回大会で一時心肺停止状態になったランナーが偶然近くを走っていた医療従事者らの救命措置によって一命を取り留めたことから、医療救護体制の充実を図るため導入された。県内外から13人の申し込みがあった。

 大川原さんは、目立つようにウルトラセブンの仮装を用意し、メディカルランナーのステッカーを貼って出場。体調不良者がいないか気を配り、声を掛けながら走った。20キロすぎあたりから座り込んでいるランナーを見掛けるようになり、沿道の救護スタッフと連携して対応した。37キロすぎでスタッフに呼び止められると、近くに重い低体温症とみられるランナーの姿。周囲のボランティアにジャンパーを借りるなどし、救護車の到着まで付き添った。「目立つ格好をしていて良かった」と胸をなでおろしながら数百メートル走ると、また低体温症とみられるランナーと遭遇。メディカルランナーの使命に徹した大川原さんは6時間の制限時間目前の5時間42分50秒でフィニッシュ。役目もマラソンも無事完遂した。

 「救護した人たちが来年も走ってくれれば、それでいい」と大川原さん。「本当は『役に立たなかった』と言われるくらいが良い。来年もメディカルランナーをやります」と笑顔を見せた。

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