女子総合・鈴木莉紗が圧勝、2位に2分差 伊達ももの里マラソン

 
【10キロ女子30代】総合優勝を果たしクイーンカップを手に喜ぶ鈴木莉紗(東京都・SBIアラプロモRC)

 第58回伊達ももの里マラソン大会は26日、伊達市の保原中央交流館を発着点に開かれた。全国から5982人がエントリー。ウオーキングを含む1~10キロの37部門で、市民ランナーが健脚を競った。総合優勝は、男子が10キロ29歳以下の川野部桂(山形県・サクサテクノ)、女子が10キロ30代の鈴木莉紗(東京都・SBIアラプロモRC)だった。

 「絶対抜かされない気持ちで」

 2位に約2分の差をつける圧勝だった。表彰台で女子総合の優勝者に贈られるクイーンカップを手にした鈴木莉紗(33)=東京都・SBIアラプロモRC。「自己記録更新と、後ろの人には絶対に抜かされないという気持ちで臨んだ」と笑顔がはじけた。

 「福島のモモはおいしい。モモを狙って出場しました」。本県に親戚が住んでいるのが縁で福島のモモの"ファン"になり、入賞賞品にモモがあることで出場を決めたという。フルマラソンに出場するなどランナーとしての経験が豊富な鈴木。「思ったよりアップダウンがあり、ハードだった」と難コースに手こずり、10キロの自己ベスト35分55秒に届かなかったものの、「コースから見える、のどかな田んぼが続く景色に癒やされた」と余裕をのぞかせた。

 11月に米国で行われるニューヨークシティマラソンを見据える。「今回はコンディションをいい方向に持っていけなかった」と反省したが、「最後まで諦めずに走り抜くことができた」と手応えを感じたレースだった。目標はフルマラソンの自己記録2時間39分57秒の更新。大舞台に向け鈴木は静かに闘志を燃やした。

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