ハーフ男子39歳以下は中島が初出場V 野馬追の里健康マラソン
南相馬市スポーツ復興祈念の第31回野馬追の里健康マラソン大会と第13回ウオーキング大会は2日、同市原町区の雲雀ケ原陸上競技場とその周辺で繰り広げられた。県内外から参加した約3300人のランナーとウオーキング愛好者が初冬の野馬追路で快い汗を流した。
南相馬市、福島民友新聞社などでつくる実行委員会の主催。マラソンはハーフ、10キロ、5キロ、3キロなどの各コースで年代、男女別の35部門、ウオーキングは10キロ、5キロ、3キロの3部門で行われた。マラソンハーフの一般男子39歳以下(特別招待を除く)は中島拓実選手(福島自衛隊)が1時間10分33秒で、一般女子フリーはワイリム・スーサン選手(いわき明星大職員)が1時間15分27秒で初優勝した。
中島「目標通りのタイム」
「ほぼ目標通りのタイムで走れた。優勝できたことがうれしい」。ハーフ一般男子39歳以下で、初出場ながら頂点に立った中島拓実は声を弾ませた。
1キロ3分20秒、1時間10分を目標に挑んだ。気温が下がらず風もほとんどない好条件の中、沿道の声援を力に、ほぼ目標通りの1時間10分33秒で完走した。序盤から中盤にかけての上り坂を勝負どころとみた中島。ここでペースを上げ、互いに手の内を知り尽くしたライバルを引き離し、勝利を引き寄せた。ただ反省点もあった。終盤でペースが落ち、「長い距離の練習が足りなかった」と振り返った。
県内各地の大会に出場してきたが、南相馬で走る機会はなかった。「野馬追の里の歴代王者に知り合いがいる」ことが出場の決め手になったという。来年2月に開催される、いわきサンシャインマラソンのフルマラソンに出場する予定だ。「2015年に出場した時は4位だった。この優勝を自信に臨みたい」。南相馬からいわきへ、そして次回の野馬追の里へと中島は目標を見据えた。
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