東洋大が箱根駅伝・往路優勝 酒井監督「選手がベストの走り」

 
2年連続での往路優勝を喜ぶ酒井俊幸監督(左)と4区の相沢晃(右から2人目)ら東洋大往路メンバー=神奈川県箱根町

 第95回を迎えた東京箱根間往復大学駅伝は2日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間、107.5キロで往路が行われ、東洋大が昨年に続いて7度目の往路優勝を飾った。総合5連覇と大学駅伝3冠が懸かる青山学院大は5分30秒差の6位と出遅れた。3日は復路が行われる。

 東洋大は、昨年のタイムを更新する往路新記録での連覇。酒井俊幸監督は「選手一人一人がベストの走りをしてくれた」とたたえた。

 1区で先頭に立ち、2、3区は2位でつないだが、3区では8位から順位を上げた総合4連覇中の青山学院大にトップを明け渡す形になった。だが、4区・相沢晃(3年、学法石川高卒)の力走で再逆転。「首位を取られた後、相沢が流れを取り戻してくれた」とエースの走りを評価した。

 5年ぶりの総合優勝が視界に入った。昨年は6区で逆転を許しただけに、「6、7区で主導権を取れる展開にしていきたい」と意気込んだ。

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 県勢は相沢の区間1位ほか、1区に起用された国士舘大の住吉秀昭(4年、田村高卒)が区間9位、城西大の鈴木勝彦(4年、二本松工高卒)が区間16位と力走、3区を任された明大の阿部弘輝(3年、学法石川高卒)は区間2位、東京国際大の真船恭輔(3年、学法石川高卒)は区間11位だった。4区の国士舘大の戸沢奨(4年、田村高卒)は区間22位、5区の順大の山田攻(4年、学法石川高卒)は区間4位、国士舘大の鼡田(ねずみだ)章宏(3年、田村高卒)は区間12位。

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