学石・小玉の戦略ピタリ 高校総体・自転車男子

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学石・小玉の戦略ピタリ 高校総体・自転車男子

【自転車2万4000メートルポイントレース決勝】理想のレース運びで21得点を獲得、初優勝を飾った小玉和寿(学法石川)(左)=大阪府・岸和田競輪場

 大阪府の岸和田競輪場などで9競技が行われた全国高校総合体育大会(インターハイ)第13日では、自転車男子2万4000メートルポイントレースの小玉和寿(学法石川3年)が計21得点で初優勝、同4000メートル速度競走の鈴木涼介(白河実3年)が3位入賞を果たした。バドミントン男子ダブルスの渡辺勇大・三橋健也組(富岡・ふたば未来3年)は準決勝に進んだ。

 柔道男子の66キロ級は阿部一二三(兵庫・神港学園)が全て一本勝ちで2連覇を達成した。団体は国士舘(東京)が2年連続13度目の高校日本一に輝いた。

 サッカー男子決勝は東福岡が1--1からのPK戦を6--5で制して市船橋(千葉)を破り、2年連続3度目の頂点に立った。

 試合巧者ぶり発揮

 勝負どころで相手を一気に突き放す爆発的なスプリント力や、着実に得点を積み上げる試合巧者ぶり。自転車男子2万4000メートルポイントレースの小玉和寿(学法石川3年)は、集大成の舞台で最高の結果を残した。「戦略がうまくはまった。うれしい」。熱戦の余韻が残るバンクの横で「日本一」の感触をかみ締めた。

 2キロごとの通過順位で1〜4位にポイントが加算される長丁場のレース。2周目で先頭に立ち、5点を加えると、8〜11周目で2位以内をキープした。体力を消耗した最後の1周は最後尾に甘んじたが、後続との差を広げていたため優勝が確定、中盤の貯金でライバルの追撃を振り切った。

 「スプリント力を生かしたもがきや、持久力で逃げられるのが持ち味」と自身を評する言葉には、努力を重ねた自負が表れた。3月の全国選抜で3位に沈み力不足を痛感。自主練習を兼ねて古殿町の自宅から往復25キロを自転車で通学。全体練習を合わせて多い日には、約130キロの道のりを走り込んだ。

 東京五輪に向けて有力な若手選手を育てる県体協の「ふくしま夢アスリート」育成支援事業の指定選手だ。「バンクで活躍できる選手を目指したい」。将来を嘱望される大器は、次なるステージに向けて歩み始めた。

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