福島選抜が制す 東北総体・女子400リレー

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福島選抜が制す 東北総体・女子400リレー

女子400メートルリレーで優勝した福島選抜の(右から)小柳、安部、物江、渡辺

 第42回東北総合体育大会は29日、各地で7競技を行った。陸上は岩手県の北上陸上競技場で男女21種目の決勝を行い、女子400メートルリレーで福島選抜(小柳実帆、安部遥香、物江来夢、渡辺真弓)が46秒53で優勝した。同100メートルは渡辺真弓(東邦銀行)が11秒86で4連覇、同ハンマー投げは佐藤若菜(同)が56メートル55で2連覇した。同400メートルは武石この実(同)が56秒09で初優勝、同100メートル障害は安部遥香(福島大)が14秒01で制した。

 チームが逆境に奮起した。女子400メートルリレーに出場した福島選抜の小柳実帆(郡山東高2年)、安部遥香(福島大3年)、物江来夢(会津学鳳高3年)、渡辺真弓(東邦銀行)。「ぶっつけ本番だった」という急造チームながら、46秒53のタイムを記録し、チーム一丸で頂点をつかんだ。

 午前中に行われた予選でトップ通過を果たしたが、3走を務めた新田彩(日大東北高3年)が、けがで決勝を欠場する緊急事態。急きょ物江が出場することになった。さらに他競技の予選のため、バトンパスなどの連係を確認できず、本番を迎えることになった。

 冷静だったのが世界選手権の経験もあるベテランの渡辺だった。渡辺から「大丈夫だから」と優しく声を掛けられ、3人は「安心できた」という。「新田の分も1位を狙おう」と心を一つにレースに臨み、会心の走りで金メダルを手にした。

 「たくましい選手たちだと思った」と穏やかな表情を浮かべた渡辺。壁を乗り越えたチームからは、大きな伸びしろが感じられた。