女子1500・坂内"一気の頂点" 「県高校新人陸上」開幕

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女子1500・坂内

【女子1500メートル決勝】4分31秒44でライバル対決を制した坂内美月(田村)(右)と、並走する2位の古寺冴佳(学法石川)=あいづ陸上競技場

 第55回県高校新人体育大会陸上競技第1日は11日、会津若松市のあいづ陸上競技場で男女12種目の決勝などを行い、女子1500メートルは坂内美月(田村2年)が4分31秒44で優勝した。同走り幅跳びは上圷(かみあくつ)千華子(福島高専1年)が5メートル53、男子400メートルは大河内拓海(福島成蹊2年)が49秒24で制した。

 このほか女子2000メートル障害の阿比留悠奈(学法石川1年)が7分19秒43の県高新・大会新記録、同5000メートル競歩の沢田奈緒(磐城桜が丘2年)が28分38秒98の大会新記録、男子走り高跳びの石井潤(白河実)が2メートル2の大会タイ記録でそれぞれ優勝した。各種目の上位4人(混成は3人)は26〜28日、青森県で開かれる東北大会に出場する。第2日の12日は男女12種目の決勝などを行う。

 坂内"鮮やかスパート"

 本県の陸上長距離界を引っ張り、ライバル校として火花を散らす田村と学法石川。エースが相まみえた女子1500メートルは坂内美月(田村2年)が残り300メートルからロングスパートを仕掛け、古寺冴佳(学法石川1年)を振り切った。

 「無意識のうちにペースが落ちてしまった」と坂内。優勝争いをする選手が絞られていく中、中盤で古寺に主導権を握られた。だが、「下級生には負けられない」と自身を鼓舞。最後はインターハイ(高校総体)などの大舞台で培った粘りや勝負強さを発揮した。

 会場のあいづ陸上競技場は若松一中時代に自転車で通い、練習に励んだ思い出の場所。地元での凱旋(がいせん)レースを優勝で飾り、「親しみがあり、やっぱり好きな競技場」と表情を緩めた。

 記録は自己ベストの4分31秒11に一歩及ばない4分31秒44。「自己記録を狙っていたので駄目。駅伝はスピードも持久力も必要になる」と10月の県高校駅伝に向けて反省点を口にする。目標は3年ぶりの頂点と2年ぶりの都大路出場。昨年はアンカーとして臨んだが、優勝した学法石川の歓喜を目の当たりにした。「今年は学石に勝って、女王の座を奪還したい」。自身の快走で名門を再び聖地に導く。