吉田、王者の貫録 わかやま国体・ウエイトリフティング

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【ウエイトリフティング成年53キロ級】ジャークで117キロに成功、2連覇を決めた吉田真弘(デイサービスセンターいしかわ)=和歌山市・片男波公園健康館

 和歌山県で27日、行われた国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第2日で、県勢はウエイトリフティング成年53キロ級の吉田真弘(デイサービスいしかわ)がジャーク117キロで優勝、スナッチ91キロで3位、トータル208キロをマークして2連覇を果たした。

 自転車少年個人ロードレース(94.8キロ)では渡辺祐希(学法石川高3年)が2時間45分49秒で初優勝。ウエイトリフティング成年69キロ級の近内三孝(日大2年)はトータル285キロで5位に入った。ソフトテニス成年女子は準々決勝で東京を破り4位以上が確定した。自転車個人ロードレースの成年は窪木一茂(和歌山・和歌山県教育庁、学法石川高卒)が制した。

 特別競技の高校野球硬式1回戦では全国選手権覇者の東海大相模(神奈川)が選抜大会優勝の敦賀気比(福井)を5―0で下して準々決勝に進んだ。鳥羽(京都)は1年生スラッガーの清宮幸太郎を擁する早実(東京)に3―2で競り勝った。夏準優勝の仙台育英(宮城)は広島新庄を下し、秋田商は九州国際大付(福岡)を退けて8強入りした。 

「もう一度頂点に」結実 

 117キロのバーベルが高々と上がった瞬間、会場が大きな歓声に包まれた。ウエイトリフティング成年53キロ級の吉田真弘(デイサービスセンターいしかわ)はジャークを制し、スナッチは91キロの3位、トータル208キロで2連覇を成し遂げた。「練習の成果が出せた。最高の結果」と胸を張った。

 大舞台で実力を存分に発揮した。現在は、昨春から始めた介護の仕事との「二足のわらじ」の生活。毎日2時間という限られた中で練習してきた。練習場所は母校、県立石川高の廊下を利用し「冬場は寒く体が動かなかった」という。決して恵まれた環境とはいえない中で「国体で、もう一度頂点に立ちたい」との思いが発奮材料だった。

 この日は、スナッチが91キロに終わると、得意のジャークで勝負に出た。1回目で117キロに設定。他の選手が117キロに届かず敗れていくと、最後に残った吉田が観衆の目が集まる中、一発で成功。王者の貫禄を見せ付ける圧巻の試技だった。表彰台に立つと堂々と賞状を掲げた。「一番上は気持ちがいい。福島に貢献できたかな」。「チーム福島」に勢いを与える大きな1勝だった。

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