レスリング・前田がV2、圧巻の試合運び わかやま国体

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【レスリング成年フリースタイル65キロ級決勝】5―2で競り勝ち、連覇を果たした前田翔吾(クリナップ)(右)=和歌山県・那智勝浦体育文化会館

 和歌山県で28日、行われた第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第3日では、レスリング成年フリースタイル65キロ級の前田翔吾(クリナップ)が決勝で原田駿(長崎・専大)を5―2のポイント勝ちで制し、2連覇した。ソフトテニス成年女子は住友ゴム工業の小谷菜津美、大槻麗、原野亜衣、米山芽玖、大槻桜で構成する福島選抜が3位決定戦で富山選抜を破り、表彰台に上った。フェンシング成年男子フルーレの福島選抜、レスリング少年フリースタイル120キロ級の寿松木勇貴(喜多方桐桜高)は8位入賞を果たした。

 「とにかく攻め意識」

 レスリングで本県チームのエースとして奮闘、2連覇を達成した成年フリースタイル65キロ級の前田翔吾(クリナップ)。「内容は悪かったが、結果を出せたのは良かった」と笑みがこぼれた。準々決勝ではフォール勝ち、準決勝でも相手に1ポイントも与えない盤石の戦いで、臨んだ決勝。だが、8月の全日本学生選手権を制し、勢いに乗る原田駿(長崎・専大)を相手に第1ピリオドを1―2と思わぬ苦戦を強いられた。

 「絶対に逆転できると思った。とにかく攻めることを意識した」。逆境にも世界選手権など数多くの国際大会を経験してきた前田には経験に裏打ちされた確かな自信と手応えがあった。迎えた第2ピリオド。得意のタックルを武器に相手の足を狙って果敢に攻めると、すぐさま逆転。最後まで相手に隙を見せない圧巻の試合運びで、観衆の目をくぎ付けにした。リオデジャネイロ五輪を視野に入れる。「これは通過点。自分のレスリングを追求していきたい」と次のステージを見据えた。