明成高の後藤が2位 わかやま国体・ウエイトリフティング

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【ウエイトリフティング少年56キロ級】ジャークで自己新記録の123キロをマークし、2位入賞を果たした後藤潤也(福島明成高3年)=和歌山市・片男波公園健康館

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第4日は29日、和歌山県各地で行われ、県勢はウエイトリフティング少年56キロ級の後藤潤也(福島明成高3年)がトータル213キロで準優勝を飾った。相撲成年団体の大波渥(東洋大)工藤豪人(日大東北高教)斎藤健(東邦銀行)は5位、フェンシング少年男子フルーレの高橋恋、佐藤真春(川俣高)広瀬新(福島高)は8位入賞を果たした。特別競技の高校野球硬式は準決勝が行われ、今夏の甲子園大会優勝の東海大相模(神奈川)が10―7で智弁和歌山を退け、中京大中京(愛知)は6―4で鳥羽(京都)を破って30日の決勝に進んだ。

 集大成の大会笑顔で幕

 「今までで1番楽しめた大会だった」。ウエイトリフティング少年56キロ級の後藤潤也(福島明成高3年)は、ジャークで123キロの自己新記録をマークし2位、スナッチは3位にとどまったもののトータルでも2位入賞。高校最後の大会を笑顔で締めくくった。

 高校で土木や造園技術を学んだ。国体直前まで進学と就職で迷っていたが、「やっぱり草花が好き」と地元造園会社への就職を目指すことを決断。今大会は3年間取り組んだ競技の一つの区切りとして臨んだ。

 だが"集大成"という気負いからか、思わぬ苦戦を強いられた。スナッチで思うような記録が出ず、「初の国体で緊張した。このままでは終われない」。得意のジャークで120キロを成功させ、迎えた最終試技は優勝と自己記録を狙って123キロに挑戦。失敗が許されない緊迫した状況だったが、バーベルを高々と掲げてみせた。

 体重差で優勝には届かなかったが、「悔いはない。全部出し切れた」と胸を張った後藤。「つらい時でも、監督、コーチ、家族の支えがあった。今度は少しでも恩返しができたら」。国体2位を勲章に、人生の新たな一歩を踏み出した。

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