少年94キロ級で田村高の青木が頂点 わかやま国体・ウエイトリフティング

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【ウエイトリフティング少年94キロ級】ジャーク143キロに成功し、ジャークとトータルで優勝を決めた青木智也(田村高3年)=和歌山市・片男波公園健康館

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第5日は30日、和歌山市各地で行われ、県勢はウエイトリフティング少年94キロ級の青木智也(田村高3年)がジャーク143キロ、トータル260キロをマークし優勝を飾った。同少年77キロ級の宍戸大輔(福島工高2年)は準優勝。レスリング少年グレコローマンスタイル66キロ級の湯浅悠人(田島高3年)は準決勝で敗れたが、3位入賞を果たした。特別競技の高校野球硬式決勝は東海大相模(神奈川)が中京大中京(愛知)を7―5で下して初優勝、夏の全国選手権との2冠を達成した。

 高校総体と2冠「無我夢中」

 固唾(かたず)をのんで見守る観客の視線の先には、全国高校総体(インターハイ)との"2冠"を目指す青木智也(田村高3年)がいた。「気持ちが入った。無我夢中だった」。会場の注目を一身に集めた、優勝を決めた試技に胸を張った。

 バーベルを挙げれば優勝、落とせば2位という、勝負の分かれ目となったジャークの最終試技。143キロに設定したバーベルを前に大きく深呼吸すると、次の瞬間、鋭いまなざしで腕を高く突き上げた。「よっしゃあ」。成功を知らせるブザー音とともに、青木の雄たけびが会場に響き渡った。

 インターハイ終了後、左肩を肉離れし、今大会でも痛みは続いていた。それでも「初めての国体。県のユニフォームに袖を通して戦う以上、絶対に優勝して貢献したかった」。スナッチは3位にとどまったが、「気合で痛みは忘れていた」と得意のジャークで記録を伸ばし、2位に1キロ差で"2冠"を達成した。

 高校卒業後は大学への進学を希望している。「さらにレベルアップして世界で活躍できる選手になりたい」。世界への挑戦、そして5年後の東京五輪に向け、さらなる進化を約束した。

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