カヌー成年男子・鈴木、少年女子・小久保が準V わかやま国体

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【カヌースプリント成年男子カヤックシングル(500メートル)決勝】準優勝の鈴木康大(久野製作所)=和歌山県美山漕艇場

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第7日は2日、和歌山県などで行われ、県勢はカヌースプリントカヤックシングルで成年男子の鈴木康大(久野製作所)、少年女子の小久保南海(安達高3年)がそろって準優勝した。陸上少年男子A100メートルは山下潤(福島高3年)が10秒51をマークし3位入賞を果たした。少年男子A棒高跳びは佐藤啓太(福島成蹊高3年)4メートル90で5位、成年女子ハンマー投げは佐藤若菜(東邦銀行)が54メートル63で8位入賞を飾った。

 鈴木、わずか0.048秒差
 わずか拳1個分の差が、勝敗を分けた。カヌースプリント成年男子カヤックシングル(500メートル)で、鈴木康大(久野製作所)はトップに0・048秒差の2位。結果がアナウンスされると、気持ちをあらわにして悔しがった。

 「最後に差そうと思っていた」。レース中盤から一気に加速し上位に立つと、最後は隣の5レーン藤嶋大規(山梨)との一騎打ち。「あと一歩だった。もっと強くならないといけない」。国内での"惜敗"は、前回王者のプライドが許さなかった。

 来年のリオデジャネイロ五輪出場を目標に掲げる鈴木。世界と戦う力を付けるため、2~5月の約100日間、家族と離れ、単身スロベニアやトルコなどを渡り歩き、トレーニングに励んだ。ひたすらカヌーに取り組む日々。「すべては五輪のため。だからこそ、勝って弾みをつけたかった」と唇をかんだ。

 五輪出場を懸けたアジア選手権まで、残り1カ月。「支えてくれる家族がいる。いい報告をして、恩返しがしたい」。この日の雪辱を胸に、家族へ「五輪出場」という吉報を届けるつもりだ。

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