少年男子800で田母神V わかやま国体、「絶対優勝」実現

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【陸上少年男子共通800メートル決勝】1分50秒34で優勝を果たし、右腕を高く突き上げゴールする田母神一喜(学法石川高3年)=和歌山市・紀三井寺公園陸上競技場

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第8日は3日、和歌山市紀三井寺陸上競技場などで行われ、県勢は、陸上少年男子共通800メートルで田母神一喜(学法石川高3年)が1分50秒34をマークし初優勝した。同少年男子B砲丸投げの佐藤皓人(日大東北高1年)は自己新記録の16メートル70を記録し2位、同成年女子100メートルの渡辺真弓(東邦銀行)は11秒85で6位入賞を果たした。同少年男子A400メートル障害は岩崎崇文(郡山東高3年)が52秒96で7位入賞した。軟式野球は2回戦で香川を3―0で完封勝ち。準々決勝では惜しくも0―1で敗れたが、高知国体の2002(平成14)年の旧一般の部で入賞して以来13年ぶりの8強進出を果たした。

 田母神、最終コーナー一気に加速
 「よっしゃー」。陸上少年男子共通800メートルの田母神一喜(学法石川高3年)は人さし指を高く突き上げて勝利の雄たけびとともにゴールを駆け抜けた。

 理想的なレース運びだった。前半の400メートルを4位で通過すると、最後の100メートル手前のコーナーで勝負を懸けた。「インターハイは後方で温存しすぎて逆転できなかった」とギアを切り替えて一気に加速。追い風も味方にして先頭に立つと、最後の50メートルで優勝を確信、ライバルを置き去りにした。

 全国高校総体(インターハイ)では3位に終わり、「世界ユースで日本人で初めて入賞したのに、インターハイで負けたことが忘れられなかった」。直後の合宿では毎日、倒れるまで自分を追い込んだ。プライドを懸けて、頭を丸刈りにして臨んだ国体。スタートラインでは「絶対優勝」と何度も自分に言い聞かせ、先頭でゴールするシーンを思い浮かべた。「トレーニングの成果が出せた」と真っ黒に日焼けした顔から白い歯をのぞかせた田母神。敗戦を糧に、大きな進化を遂げてみせた。