学石高の遠藤が初優勝 わかやま国体・少年男子A5000

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【陸上少年男子A5000メートル決勝】初優勝を飾り、両腕を大きく広げてゴールする遠藤日向(学法石川高2年)=和歌山市・紀三井寺陸上競技場

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第9日は4日、和歌山市紀三井寺陸上競技場などで行われ、県勢は陸上少年男子A5000メートルで遠藤日向(学法石川高2年)が14分9秒21をマークし初優勝、馬術では成年男子標準障害飛越を吉田学人(浪江町出身、成田乗馬クラブ)がトップスコアに続き制し、今大会2冠を果たした。このほか、銃剣道少年(渡辺峻、佐藤凌、浅田忠治)が15年ぶりの表彰台となる3位入賞。陸上成年女子の千葉麻美(東邦銀行)は54秒74で3位、同少年男子B110メートル障害の高橋直生(福島一中3年)が14秒56で6位、同少年男子共通走り高跳びで木村利紀弥(平工高3年)が2メートル03で7位入賞を飾った。軟式野球は7位決定戦で岡山と対戦し、9―2で勝利した。

 4年ぶり日本人王者

 大きなストライドとともに、後続選手の姿がかすんでいった。陸上少年男子A5000メートルの遠藤日向(学法石川高2年)は、3000メートル過ぎからジョン・カリウキ(青森)と先頭でレースを引っ張ると、「勝ちに行く」とラスト200メートルでスパート。同種目で4年ぶりに誕生した日本人王者に、会場に詰め掛けた陸上ファンは総立ちになって拍手を送った。

 8月下旬に北塩原村の桧原湖周辺で行われた合宿では、東北の陸上強豪校と共に練習。全国高校総体(インターハイ)で敗れたカリウキら外国人選手と一緒にトレーニングを行った。アップダウンの激しい桧原湖沿道を周回する31キロ走にも挑み、「離されずについて行ければ、最後のスパートでは負けない」。外国人選手に勝つための、確かな手応えをつかんでいた。

 「最後はカリウキさんが疲れているように見えた」。思い通りのレース展開に、相手を分析する余裕までのぞかせた遠藤。インターハイでの「日本人トップ」にとどまらず、真の「日本一」の称号を手にした。

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