10種目制し福島県は総合31位 「わかやま国体」団体と男子勢が躍進

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【陸上少年女子A3000メートル決勝】22位だった坂内美月(田村高)=和歌山市・紀三井寺公園陸上競技場

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」は6日、秋篠宮ご夫妻を迎えて和歌山市の紀三井寺陸上競技場で閉会式が行われ、閉幕した。本県は男女総合(天皇杯)が31位、女子総合(皇后杯)が35位だった。天皇杯は前回の34位から三つ順位を押し上げた。和歌山が天皇杯、東京が皇后杯を獲得した。第71回大会は岩手県で来年10月1~11日に開催される。

 11日間にわたる熱戦に幕を閉じた「わかやま国体」。本県は男女総合(天皇杯)31位と三つ順位を押し上げ、競技得点も466点(会期前競技を含む)をマーク。「450点以上で30位台前半」という目標を達成した。

 優勝は、個人種目の馬術成年男子トップスコア、標準障害飛越で2冠の吉田学人(成田乗馬ク)、陸上少年男子共通800メートルの田母神一喜(学法石川高)、少年男子A5000メートルの遠藤日向(ひゅうが)(同)をはじめ、ウエイトリフティングの2階級、レスリング、自転車の8種目7人。団体はバドミントンで少年男子と成年男子の2種目を制した。昨年の倍の10種目で頂点に上り詰めた。

 今大会は競技得点の高い団体種目と男子勢の躍進が目立った。団体では、「ふくしま国体」以来20年ぶりに全種目入賞で総合優勝を果たしたバドミントン、総合2位となった銃剣道、13年ぶりに入賞を果たした軟式野球が実力を発揮。個人では、ウエイトリフティングで出場選手全7人が入賞を飾った。遠藤均総監督は「各競技の監督、役員が計画的に強化合宿を行い、選手をサポートしてくれた」と大量得点の要因を分析した。

 今後は女子総合(皇后杯)で前回の29位から35位に順位を下げた女子選手の強化が欠かせない。東京五輪を見据え、来年の岩手国体から女子のトライアスロン競技が加わるほか、レスリングやウエイトリフティングの導入も検討されており、各競技で危機感を共有し、強化策を練る必要がある。

 また、東京電力福島第1原発事故の影響で屋外遊びが制限されていた10代の選手の今後の活躍を心配する声もある。少年選手へのトレーニングやサポート環境をどう充実させていくかが、2007(平成19)年の秋田国体以来の天皇杯20位台復帰への鍵を握る。

民友セレクション