ボンズが3連勝 頼れる新外国人、接戦制す

(11日・郡山総合体育館ほか=11試合) 福島ファイヤーボンズはホームで富山グラウジーズ(富山)と対戦、延長の末、富山を93―90で下し、3連勝を飾った。通算成績は3勝1敗。
前半を46―41とリードして折り返したファイヤーボンズだったが、後半、富山の反撃に遭い逆転を許した。第4クオーター(Q)終盤で同点に追い付き延長戦に突入すると、着実にゴールを決め富山を振り切った。
次戦は17日、猪苗代町総合体育館で群馬クレインサンダーズ(群馬)と対戦する。午後6時開始予定。
新加入の外国人2選手の勢いが止まらない。攻守にわたる活躍で福島ファイヤーボンズ3連勝の立役者となった。
スティーブン・バントリースは2メートル6センチの長身を生かしてチーム最多の八つのディフェンスリバウンドを記録、自軍のゴール下を死守した。攻めては、インサイドからシュートを確実に決め24得点。個人の成績よりも「勝利に貢献できたことがうれしい」と献身的な姿勢を強調した。
ルブライアン・ナッシュは34点を挙げ、4試合連続で1試合30得点以上をマーク。3点を追う第4Q終盤では同点となる3点シュートを決めた。試合後、「調子が良かったので入ると思った」と笑みを浮かべた。
ホーム2連勝にも藤田弘輝ヘッドコーチは「終盤に逆転を許した。詰めの甘い部分がある」と課題を口にした。ホームでつかんだ勢いを維持できるか。次戦の戦いが注目される。