福島西が2年ぶり優勝 福島県選抜高校バスケ

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【郡山商―福島西】第4Q、決勝点となる3点シュートを決める梅津〈8〉

 同点で迎えた第4Q終盤。福島西のポイントガード梅津沙妃(2年)の指先を離れたボールはきれいな弧を描き、リングに吸い込まれた。「決めてやろう」。狙いを定めた3点シュートがウインターカップ出場を引き寄せた。

 3月の練習試合で左足首を脱臼骨折。医師から「インターハイ(全国高校総体)の出場は無理。ウインターカップも予選まで間に合うかどうか」と宣告された。悔しさが涙とともにあふれた。それでも同じようにけがからの復帰を目指す3年生の主力2人の姿が励みになった。リハビリに耐え、チームの課題を探り積極的に声を掛けた。

 9月に復帰を果たし、たどり着いた決勝。渡辺拓也監督は、梅津の決定力を信じ「周りが攻められない時に勝負」と3点シュートを打つよう指示した。
 一瞬の静寂の後に沸き起こる歓声。会場の熱気が頂点に達する中、リードを守りきった。梅津は「ウインターカップではもっといいプレーをしたい」と次の舞台を見据えた。