大会の歴史に初めて福島南の名刻む 福島県選抜高校バスケ

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      初優勝した福島南

 大会の歴史に初めて「福島南」の名が刻まれた。「最初は実感がなかった」。主将の鴫原亘(3年)は優勝決定の瞬間を振り返った。試合終了と同時に沸き上がるベンチ。鴫原は一瞬遅れて輪に飛び込み、人さし指を突き上げた。

 球際の執念が勝敗を分けた。長身のセネガル人留学生や全国区の選手をスタメンに並べた前回覇者の圧倒的な攻撃力にもひるむことはなかった。腰を落とした低い姿勢でボールを奪うと瞬時に攻守を切り替え、スピードに乗った攻めで得点を積み重ねた。

 インターハイ(全国高校総体)県大会決勝で2点差で敗れた因縁の相手。「最後まで走りきれないようでは駄目だ」。水野慎也監督の指導の下、練習時間の全てを走り込みに費やす日もあった。「精神的に鍛えられた気がする」と41得点を記録した木口雄之亮(2年)は言う。強い足腰とともに強化された精神力が「堅守速攻」をつくり上げた。「監督を信頼して良かった」と鴫原。この日の1勝が大きな自信となった。

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