喜多方市駅伝チームの加藤が総合V 喜多方健康マラソン

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【10キロ36~50歳一般男子】32分14秒で優勝した加藤伸治(喜多方市駅伝チーム)

 喜多方市の押切川公園スポーツ広場を発着点に3日、開かれた第31回蔵のまち喜多方健康マラソン大会で、最長の10キロは、32分14秒で36~50歳一般男子を制した加藤伸治(喜多方市駅伝チーム)が5年ぶり6度目の総合1位となった。高校生以上女子の上野紗耶佳(北越タンバックル)は47分29秒で3連覇を達成した。ゲストランナーの高橋千恵美さん(39)=チームミズノアスレティック=は2キロ、5キロ部門に参加したほか、ランニング教室やサイン会などを通して市民らと交流を深めた。

 スタート直後から一度もトップを渡さない圧巻のレースだった。「若い選手には、まだ負けたくなかった」。10キロ36~50歳一般男子の加藤伸治(喜多方市駅伝チーム)はサングラス越しに表情をゆがめながらも気力を振り絞り、総合1位でゴールに飛び込んだ。

 2キロ付近で集団から抜け出した。他の選手がけん制する中、着実にリードを広げた。自身との戦いとなり、疲れが見えた残り1キロ。沿道で声援を送る妻さおりさん(39)、長女るかちゃん(4)、長男煌人(あきと)ちゃん(1)が目に入った。「『頑張れ』の声が一際大きかった」。「パパ」の心に闘志がみなぎった。

 過去に5連覇を成し遂げた実力者。大会直前には、本県代表として奥羽横断駅伝競走大会に出場。チーム、区間とも2位に食い込み「高いレベルに刺激を受けた」と収穫を得た。

 普段は仕事の合間を縫いながら、週3回ほど走り込む。ただ、38歳となり「体力が衰え、気持ちも弱くなった」という。32分14秒の記録に「苦しい時に粘れなかった」と反省する。「欲張りな性格なので、タイムも上を目指したかった」。ベテランになっても、向上心は衰えない。

 10キロ高校生以上女子で上野が3連覇

 「ほっとした」。10キロ高校生以上女子で3連覇を果たした上野紗耶佳(北越タンバックル)は満面の笑みで語った。

 今春、喜多方桐桜高を卒業後、同社に就職。なかなかトレーニングの時間が取れず、「ぶっつけ本番」で迎えたレースだった。連覇を逃す不安もあったが、少しでも気持ちを高ぶらせようと、好きな韓国アイドルグループのメンバーの髪形をまね、グッズのTシャツに身を包み、本番に臨んだ。

 レース中、体力の衰えを感じる場面はあったが、駆け付けた父義和さん(42)、母文さん(42)の声援を背に、後続に2分以上の差をつける圧倒的な走りを見せた。最後は笑みを浮かべてゴール。余裕の表情というわけではなかったが、「毎年むっとした顔でフィニッシュしていたから、無理して(笑顔を)つくりました」。

 かなり落ちたと予想したタイムは昨年を1秒上回っていた。結果に驚きつつ、「来年もまた出場したい」ときっぱり。まだまだ女王の座を渡すつもりはない。