桃田「真のエース」、昨年ストレート負けの雪辱 全日本バド

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【男子シングルス決勝】第2ゲームで必死にシャトルを返す桃田賢斗=東京・代々木第二体育館

 東京・代々木第二体育館で6日、決勝が行われたバドミントンの全日本総合選手権最終日では、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本、富岡高卒)が昨年決勝で敗れた佐々木翔(トナミ運輸)にストレートで勝ち、雪辱するとともに初優勝を成し遂げた。

 男子ダブルスは初の決勝に進出した保木卓朗・小林優吾組(富岡高卒)が、同じトナミ運輸の先輩、園田啓悟・嘉村健士組に逆転で敗れ、準優勝。園田・嘉村組は初優勝。女子はシングルスの奥原希望(日本ユニシス)が佐藤冴香(ヨネックス)を2―0で下し、4年ぶり2度目の優勝。ダブルスは、世界ランキング1位の高橋礼華・松友美佐紀組(日本ユニシス)が、2年ぶり4度目の頂点に立った。日本ユニシス勢が対戦した混合ダブルスは数野健太・栗原文音組が早川賢一・松友組を逆転で破って初優勝した。

 勝利の瞬間、雄たけびとともに利き腕の左腕でガッツポーズをつくってみせた。男子シングルスで初優勝した桃田賢斗は「全日本のタイトルが取れて、やっと『日本のエース』と胸を張れる」と誇らしげに語った。

 昨年と同じ佐々木翔との決勝。1年前は期待されながら、ストレート負けを喫していた。「緊張もあったが、何もさせてもらえなかった」。雪辱を胸に、苦手としてきた筋力トレーニングやランニングを取り入れ、フィジカルを強化してきた。

 迎えた決勝の舞台での再戦。第1ゲームの序盤は緊張から硬さも見え、3―8と5点リードされた。すると、得意のネット際のプレーから切り替え、打点の高いスマッシュを連発。強化された足腰を駆使したスマッシュは針に糸を通すようにコースを突き、8連続ポイントで一気に畳み掛けた。圧巻は第2ゲーム。優勝2度の実力者をわずか9点に抑え込んだ。

 「1年前、負けた時からずっともやもやしていた。ほっとしている」。21歳の若武者が一回り違う33歳のベテランをねじ伏せて雪辱し、「目指すはリオ五輪での金メダル」。エースは夢の舞台へ向けて高々と宣言した。

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