福島西が逆転勝ち 「全国高校バスケ女子」6年ぶりに初戦突破

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【岡豊―福島西】第4クオーター、福島西の渡辺〈9〉がゴール下に切り込み逆転のシュートを決める=東京体育館

 第46回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)は23日、東京体育館で開幕、男女1回戦が行われた。本県女子代表で2年ぶり17度目の出場となった福島西は、5年連続12度目の出場の岡豊(高知)と対戦。一進一退の攻防が続いたが、福島西はリードを許して迎えた第4クオーター(Q)に連続得点を奪って52―36で逆転勝ちし、同校として2009(平成21)年以来、6年ぶりの初戦突破を果たした。第2日の24日は女子の2回戦と男子の1、2回戦が行われ、福島西は桐生商(群馬)と対戦する。午前9時開始予定。本県男子代表で初出場の福島南は25日の2回戦(午後3時開始予定)で近大付(大阪)と沼津中央(静岡)の勝者と対戦する。

 仲間の不調、懸命にカバー 

 第3Qを終えて30―31。最終第4Qも続くかに思われた均衡は、1本のシュートで破られた。「試合の分岐点は終盤に来ると思っていた」。福島西の渡辺悠(2年)が、渾身(こんしん)の一投でチームを初戦突破に導いた。

 第1Qで9点のリードを奪った後、身長170センチ台の渡辺や佐藤京香(同)らの得点力を警戒した岡豊が、マンツーマンからゴール下を中心に固めるゾーンに守備を変更。アウトサイドにできたスペースから梅津沙妃(2年)が果敢に3点シュートを狙ったが得点は伸びず、第3Qにはついに、逆転を許した。

 「梅津はどんな時でも後ろから声を出し、ぶれずに引っ張ってくれる」。そんな「チームの柱」の不調をカバーしようと奮い立ったのが渡辺だった。第4Q開始早々に相手ディフェンスの前に体を入れてパスカット。「(相手の)ミスから得点できれば与えるダメージは大きい」。縦への鋭い仕掛けから放たれたシュートを決めると、渡辺の思惑通り試合の流れは一変。チームは最終Qだけで22点を奪ってみせた。

 殊勲の1プレーで勝利を引き寄せた渡辺は、仲間へのエールを忘れなかった。「次戦は梅津も力を発揮してくれるはず」。仲間への強い信頼と、互いに支え合う精神が福島西の原動力だ。