福島西、6年ぶりのベスト16進出 高校バスケウインターカップ

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【福島西―桐生商】体を張ったプレーでチームを勝利に導いた福島西の梅津(右)=東京体育館

 第46回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)第2日は24日、東京体育館で男子の1回戦、女子の2回戦が行われた。本県女子代表で初戦を突破した福島西は、2回戦で2年ぶり2度目の出場の桐生商(群馬)と対戦。粘り強いディフェンスから流れを引き寄せて66―57で制し、同校としては2009(平成21)年以来、6年ぶりのベスト16進出を果たした。

 第3日の25日は、女子の3回戦と男子の2回戦が行われ、福島西は同校初のベスト8を懸け安城学園(愛知)と対戦する。午前9時開始予定。男子の初出場の福島南は初勝利を目指し、1回戦を勝ち上がった近大付(大阪)と対戦する。午後3時開始予定。 

 梅津、気迫のエース封じ

 一つのミスで流れが変わりかねない緊迫した一戦。試合をコントロールし、仲間を鼓舞する声を出し続けた梅津沙妃(2年)は、試合終了を告げるブザーが鳴ると、目に涙を浮かべ、激闘を制した喜びを仲間と分かち合った。

 試合前夜、桐生商の対策を話し合っていると「4番をマークしてくれ」と渡辺拓也監督から相手のエース封じを託された。3月に左足首を脱臼骨折した後遺症から「前よりスピードが出ない」と不安もあったが「どんな状況でも下は向けない」と心を決めた。前日の初戦で雰囲気にのまれ、力を発揮できなかった悔しさが、自身を奮い立たせた。

 迎えた一戦。「相手に右サイドから中に切り込ませないことだけを考えた」とスピードある相手に、痛みを忘れ、細かいステップを刻み、手を大きく広げ体を張った守備を見せた。悔いの残る初戦を力に変え、冷戦さを保つ強い心と我慢強さを併せ持つ「チームの柱」が、相手エースをわずか8得点に抑えた。

 次戦は名門安城学園が立ちはだかる。「どんな状況になろうとも自分が仲間を生かすプレーをする」。成長著しいガードが、チームを「初のベスト8」へと導く。

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