福島南、初戦で涙 全国高校バスケ、「この経験生かしたい」

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【福島南―近大付】第3クオーター、福島南の木口(9)がゴール下に切り込みシュートを決める=東京体育館

 第46回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)第3日は25日、東京体育館で男子の2回戦、女子の3回戦が行われた。県勢は、男子で初出場の福島南は近大付(大阪)と対戦。序盤からリードを広げられて57―93で敗れ、初勝利はならなかった。

 初の大舞台に挑んだ福島南。無情に響く試合終了のブザーに、「体格で負けている上に、一人一人のディフェンスの強さもすごかった。はじめは頭が混乱した」。チーム最多の19点を挙げた木口雄之亮(2年)でさえも、全国との力の差を受け入れるしかなかった。

 試合序盤から固さが目立った。平均身長約175センチの福島南に対し、180センチを越える近大付。自慢の「堅守速攻」は相手の出足の速さと一歩の大きさ、プレッシャーの強さに阻まれた。持ち味の守備も歯車が狂い、反則を重ね大量失点につながった。

 最大で24点まで広がった点差。だが、守備が徐々にはまり出すと、「頭も冷静になり、相手の動きも読めてきた」。第3Qには1人で13点を挙げ、攻撃をけん引。水野慎也監督もリズムをつかんだ後半の攻撃に、「フェイントなど相手によっての工夫が見られた」と手応えを口にした。

 1、2年生が主力の若いチームで挑んだ今大会。悔しさは残るが「選手にとって、いい財産になったはず」と水野監督。木口は「この経験を生かしてどんな状況でも得点し、引っ張っていけるようになりたい」。初の全国大会の感慨に浸ることなく、一層の飛躍を誓った。

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