序盤に"千金"ヘッド  全国高校サッカー、強豪・京都橘下す

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【尚志―京都橘】攻守にわたる活躍で、チームを勝利に導いた尚志のMF佐藤=東京・駒沢陸上競技場

 東京の駒沢陸上競技場などで31日に行われた第94回全国高校サッカー選手権。第2日は、第91回大会準優勝の強豪・京都橘(京都)を1―0で下した本県代表の尚志など15校が2回戦進出を決めた。2回戦は2日に実施される。

 中盤からの素早い守備で相手攻撃陣を封じた尚志が接戦をものにした。尚志は前半13分、MF佐藤のCKをDF茂木が頭で合わせて先制。FW小野の相手守備の裏をついた飛び出しやFW国本の体の強さを生かした攻撃を展開した。後半に入ると、DF茂原の積極的な攻撃参加などで好機を演出、相手ゴールに迫る場面をつくった。守備では、京都橘のストライカーをMF佐藤らが粘り強くマーク。全国に向けて強化してきた守備の強さが光った。

 MF・佐藤「守備はまった」

 積み重ねてきた練習と経験が全国の舞台で結果となって表れた。攻守でチームのかじ取り役となり、試合をつくった尚志のMF佐藤凌輔(3年)は「練習の成果が出せた。守備がはまった」と、U―18(18歳以下)日本代表の相手FW、岩崎悠人(2年)を封じた一戦に手応えをつかんだ。

 試合開始直前まで、12月11日に行われた高円宮杯U―18サッカーの上位リーグにあたる「プレミアリーグ」参入戦が頭を離れなかった。プレミアに次ぐプリンスリーグ東北を制し、昇格を懸けて臨んだ新潟明訓戦だったが、守備の弱点をつかれ、前半20分までに3失点。試合も2―3で敗れ、「攻撃から守備への切り替えの大事さを痛感した」と振り返る。

 本大会直前の27日まで行った静岡県での合宿では速攻への対処など守備への切り替えを強化した。佐藤を中心に統率された守備陣は、中盤で素早いディフェンスを仕掛け、高い攻撃力を誇る相手をはねのけた。仲村浩二監督も「中盤で佐藤らが粘り強く守備し、自由に攻撃させなかった」とたたえる。

 不動の司令塔は「初戦突破では満足していない」。この日の1勝で得た自信を胸に「全国制覇」への階段を駆け上がる。