福島Uが始動 渡辺万感「わくわく」、17年目で初の地元チーム

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Jリーグ3年目のスタートを切った福島ユナイテッド。初練習に臨んだ渡辺(中央)は地元でのプレーに意気込む

 サッカーJ3の福島ユナイテッドFCは15日、福島市の十六沼サッカー場で今季の初練習を行い、Jリーグ3年目のスタートを切った。「福島でプレーしたい気持ちが強かった」。J2横浜FCから完全移籍したMF渡辺匠(いわき市出身)は、長く抱き続けた地元への思いを胸に、初練習に臨んだ。

 プロ17年目のシーズンを迎えた渡辺は今季、福島でプレーできなければ引退する覚悟だったという。「ただ地元選手だからプレーできる、というのはいやだった。まだやれる自信があるうちに、地元に帰りたい気持ちがあった」。

 故郷で初めて迎えるシーズンに「こんなにわくわくして、新鮮な気持ちは初めて」と、新人選手のようにはにかむ。チームには「仲が良い」との印象を受けた。だが、初対面は緊張したといい「福島出身の内向的な部分が出てしまった」と"福島らしさ"ものぞかせた。

 ポジションは、チームのかじ取り役となるボランチ。経験豊富なベテランとして、チームをけん引する役割も求められるが、「言葉で伝えるのではなく、取り組み方などを見て感じてもらえれば」。1月上旬にグアムで一緒にトレーニングした横浜FCの大先輩・三浦知良の影響もあり、行動で若手に示していく考えだ。

 「最後まであきらめずに戦う姿勢を見てほしい。サッカーの違った魅力が伝えられると思う」と県民にメッセージを送る渡辺。福島の地に帰ってきたベテランが、チームを背中で引っ張っていく。

 栗原監督手応え 「J2昇格圏内狙う」

 栗原圭介監督は初練習終了後、「覚悟を持ち、J2昇格圏内を狙う」とJリーグ3年目を迎えた今季の抱負を語った。

 練習前のミーティングでは、今季にかける思いをイレブンに伝えたという。J2への昇格条件はまだ整っていないが、「J2ライセンス取得のために協力してもらえるよう、まず自分たちが結果を残さなければ」と決意。オフに移籍した選手もいたが「今いる選手たちが、彼ら以上のパフォーマンスをしてくれると期待している」と、現有戦力での戦いに自信を見せた。

 3月13日の開幕戦は、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)でブラウブリッツ秋田と対戦する。「絶対勝つ。最高の準備をして臨みたい」。3年目で初となる開幕戦勝利に照準を定めた。

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