ナッシュがMVP 「TKbjリーグ・オールスター」で東軍が勝利

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ダンクシュートを決めるナッシュ=ゼビオアリーナ仙台

 バスケットボール男子のTKbjリーグで最後となるオールスター戦は24日、仙台市のゼビオアリーナ仙台で行われ、東軍が115―108で西軍を破った。最優秀選手賞(MVP)には、東軍でチーム最多の25点を挙げた福島ファイヤーボンズのルブライアン・ナッシュが選出された。

 東軍は、高さを武器とする西軍ランダル(島根)らに押し込まれ、第3クオーター(Q)までに84―90とリードを許した。しかし、第4Qに入り、ナッシュやロビー(秋田)の外国人選手を中心に攻撃が爆発、逆転の末、試合を制した。また、ファイヤーボンズの藤田弘輝ヘッドコーチ(HC)が、東軍のアシスタントコーチとしてベンチ入りを果たし、選手たちを鼓舞し、勝利に導いた。試合終了後には、選手全員がファンとハイタッチや握手を交わし観客4041人が試合を満喫した。

 福島のエース県民に勇気

 「ゲームに勝ってMVPを獲得し、福島を勇気づけたいと、試合前から心に決めていた」。ファイヤーボンズの選手で唯一、出場したルブライアン・ナッシュは、こう打ち明けた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い、今だに厳しい生活を強いられている県民がいることをチーム関係者から聞いていた。「バスケットボールを楽しむ余裕はないかもしれないが、私のプレーを見て元気を出してほしい」と、プレーでエールを届けようとしていた。

 第1Qで東軍最初の得点を奪うと、攻撃の手を緩めることなく、インサイドが空けば、ドリブルで果敢に攻め、相手マークが離れれば、3点シュートを華麗に決めた。「緊張はなかった。いつも通りの動きができた」。20分余りの出場時間で25得点。第3Qに試合の流れが西軍に傾いた時も、ジャンプシュートを沈め、攻撃のリズムをもたらした。

 「福島にMVPがいることが、チームに自信をもたらす」。シーズンを折り返し、1試合30点以上を連発する「福島のエース」が、後半戦の活躍を誓った。

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