福島県は6位入賞、粘りの走りで"一丸" 都道府県男子駅伝

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チームの順位を上げようとゴールを目指し力走するアンカー円井彰彦=広島市・平和記念公園

 広島市の平和記念公園前を発着点に24日行われた第21回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で本県は2年ぶりの入賞となる6位となった。1区・遠藤日向(学法石川高2年)が区間賞を記録してチームに勢いを付け、2区以降は入賞圏内を維持。6位でたすきを受けた最終7区・円井彰彦(マツダ、田村高卒)は安定した走りで順位を守った。愛知が15年ぶり2度目の優勝、地元の広島が2位、昨年優勝の埼玉が3位だった。愛知は3区の田中秀幸(トヨタ自動車)4区の三輪軌道(愛知高)がともに区間1位。4区でトップに立って逃げ切り、たすきの受け渡しで違反があり失格となった昨年の雪辱を果たした。

 円井「優勝したかった」 アンカー区間8位

 「優勝したかった」。最長13.0キロのエース区間を任された円井彰彦(マツダ、田村高卒)。38分31秒の区間8位の力走でチームを2年ぶりの6位入賞に導く立役者となったが、レース後、入賞の喜びよりも悔しさが先に出た。

 日本選手権1万メートルで7位、全日本実業団対抗駅伝では4区で区間9位と安定した走りを見せる円井。昨年は事前エントリーしたものの、足の負傷で欠場し、ふるさと選手として13年ぶりに本県チームに帰ってきた。

 中学時代から数えて5度目の大会。開催地・広島の実業団で活躍するなどコースを知り尽くしている31歳のベテランは「今年の福島は本気で優勝を狙えるチーム。下馬評が低かったので優勝候補を食ってやろうと思った」と2年分の思いを込めてレースに臨んだ。

 果敢に飛ばした序盤から一転、終盤は思うように足が動かなかった。「目の前に3位の選手が見えていたのに」と肩を落としたが、久しぶりに袖を通した古里のユニホームに笑顔が浮かんだ。「今の自分があるのは福島のおかげ。成長した姿をみんなに見せることができた」。円熟味を増す走りがチームの初優勝を期待させる。

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