猪苗代高・渡部大輝が5位 スキー国体・ジャンプ少年男子で56年ぶりの入賞

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【ジャンプ少年男子】高校最後の国体で5位入賞した渡部大輝(猪苗代高)=岩手県八幡平市・矢神飛躍台

 第71回国民体育大会冬季大会「2016希望郷いわて国体」のスキー競技会第2日は21日、岩手県八幡平市の安比高原スキー場などで競技が始まった。県勢はジャンプで渡部大輝(猪苗代高3年)が5位入賞を飾った。県スキー連盟によると、ジャンプ競技少年男子では1960(昭和35)年の第15回大会長野国体で長谷川猛の7位以来、56年ぶりの入賞となった。

 このほか、アルペン大回転で成年男子Aの大山瑠(りゅう)(近大4年、猪苗代高卒)が7位入賞、成年女子Aの猪俣美彩(みさ)(早大2年、猪苗代高卒)が14位だった。距離クラシカルでは、成年女子Bの栗橋真奈美(ノボノルディスクファーマ、若松商高卒)が10位に入った。

 第3日の22日はアルペン大回転の少年女子、成年男子C、成年女子B、距離フリーの女子リレー、複合が行われる。県勢はアルペンで少年女子に大嶋柚(会津工高2年)らが出場。渡部大は複合少年男子でも入賞を狙う。

  「国体の呪い」払拭

 過去2年、"国体の呪い"にかけられていた渡部大輝(猪苗代高3年)が、その呪縛を解き放ち、5位に入賞。半世紀以上にわたり閉ざされていた本県のジャンプ競技少年男子での入賞の扉をこじ開けた。

 ジャンプの少年男子で56年ぶりの入賞を成し遂げた。転倒するアクシデントに見舞われて思うように結果を残せなかった前回、前々回の国体を思い返し「やっと(勝負できた)」とはにかんだ。

 スタート直前、父親でもある明仁監督(50)のアドバイスを「集中させてほしい」と突っぱね、自分のジャンプを思い描いた。「後は飛ぶだけだ」。無心のまま勢いよく大空へ羽ばたくと、風を体全体で受け止め、空中でバランスを崩すことなく無事に着地。思い描いたジャンプで上位入賞を射止めた。

 国体のジャンプで自身初の入賞となったが、「うれしいけど悔しい」と言い、「内容が悪い。課題だった踏み切りのタイミングを外してしまった」とすぐに反省し、上を見据えた。

 20日は明仁監督の誕生日だった。「22日の複合ではジャンプで勢いに乗り、優勝して最高の誕生日プレゼントを贈りたい」。渡部は、複合に気持ちを切り替えた。

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