福島ユナイテッド「勝負の3年目」 13日開幕戦、ベテランの力で勝利を

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「若手に負けられない」とシーズンの活躍を誓う(左から)渡辺、茂木、石堂

 サッカーJ3の福島ユナイテッドFCは13日、福島市のとうほう・みんなのスタジアム(あづま陸上競技場)にブラウブリッツ秋田を迎え、J3での3年目のスタートを切る。開幕を目前に控えた4日、チームは福島市でトレーニングを行い、ミニゲームやセットプレーの確認で汗を流した。J2ライセンスはないものの、昇格への機運を高めるために「地域を巻き込みたい」と、今年を「勝負の年」に位置付ける。

 2月14日から同29日まで行われた2次キャンプ。7試合を行った練習試合を4勝3分けの無敗で終えるなど、チームの土台ができつつある。一方で、「勝ちきる強さが課題」と表情を引き締めるのは主将のMF石堂和人(33)。昨季は目標の5位を懸けた最終戦で盛岡に惨敗。新戦力の活躍が目立った半面、勝負どころで好機を逃すなど、良くも悪くも「若さ」が表れたシーズンだった。

 優勝争いを目指すチームにとって、若手をリードするベテランの活躍は必須だ。「チームが良いときは何をやってもうまくいく。厳しいときこそ、ベテランの存在が試される」。J1、J2計5クラブを渡り歩いてきたMF渡辺匠(33)=いわき市出身=は新加入ながら副主将に就任。石堂と共に練習中から的確な指示を出して仲間を鼓舞するなど、早くもチームを引き締め、若手を束ねる存在になりつつある。

 茂木弘人(32)=聖光学院卒=も、今季に懸ける1人だ。けがや体調不良で「ふがいないシーズン」(茂木)に終わった昨季はFW登録だったが、今季はサイドバックでの起用が濃厚。「結果にこだわる。攻守に安定感を出してチームのバランスを取りたい」。昨季、総得点を上回る48失点を喫した守備の再建を担う覚悟だ。

 「勝ちに貪欲になる必要がある。プロとして戦う以上、優勝を狙う」。選手として円熟期に入った3人は口をそろえる。頼もしいベテランたちが、今季の福島ユナイテッドをけん引する。

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