福島Uがドロー発進 終了間際に秋田から「1点」もぎ取る

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【福島ユナイテッド―秋田】後半ロスタイム、こぼれ球に反応し同点ゴールを決める福島ユナイテッドのDF茂木(左から2人目)=とうほう・みんなのスタジアム

 (13日・とうほう・みんなのスタジアムほか=8試合) 昨季13チーム中7位の福島ユナイテッドFCはホームで開幕戦を迎え、昨季8位のブラウブリッツ秋田と対戦、1―1で引き分けた。  

 0―1で迎えた試合終了間際、DF茂木(聖光学院高卒)のゴールで追いついた。J3、3季目のシーズン。過去2年間は敗れていた開幕戦で初めての勝ち点を獲得し、今季の飛躍に弾みをつけた。  

 次節は20日、アウェーの富山県総合運動公園陸上競技場で昨季5位のカターレ富山と対戦する。午後1時開始予定。

 32歳のベテランがチームの窮地を救った。「みんながゴールを取ろうという気持ちを前面に押し出した結果」。試合終了間際に同点弾を放った福島ユナイテッドのDF茂木弘人は試合後、イレブンの気持ちがこもったゴールであることを強調した。  

 チームは後半44分に失点。このまま試合が終わるかと思われたロスタイム、MF村岡拓哉のロングスローの構えに、茂木は「チャンスになるかなと思った」と左サイドバックからゴール前に移動した。  

 味方がヘディングで競って、こぼれてきたボールに反応。相手GKが右に倒れかかるのを見て、ゴール左に流し込んだ。  

 栗原圭介監督は試合前、メンバーに「苦しい時間でも、失敗しても100%出し尽くそう」と伝えたという。その言葉通り、「失点した後も、みんなのメンタルは落ちていなかった」(茂木)。チームの諦めない姿勢が勝ち点1をたぐり寄せた。  

 FWからサイドバックに転向して迎えた開幕戦で、攻守ともに貢献した茂木。昨季はけがなどに苦しんだ。今季は「言い訳ができない、結果が求められるシーズン」。J2昇格圏内を目指すチーム同様、寡黙なベテランが今季にかける思いは強い。

民友セレクション