夏のリオに駆ける、自転車五輪代表が意欲 福島県勢2選手が抱負

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 6日に日本自転車競技連盟が発表したトラック種目のリオデジャネイロ五輪代表には、男子ケイリンの渡辺一成(32)=日本競輪選手会、小高工高卒、同オムニアムの窪木一茂(26)=NIPPOヴィーニファンティーニ、学法石川高卒=のほか、男子はケイリンの脇本雄太(27)、スプリントの中川誠一郎(36)=以上日本競輪選手会、女子はオムニアムの塚越さくら(24)=Ciel Bleu 鹿屋=が選出された。中川は2大会連続の五輪出場となり、脇本、塚越は初。記者会見で、塚越は「いい走りをしているなと思ってもらえるように走りたい」と抱負を述べた。

 渡辺一成、窪木一茂に約4カ月後の本番に向けた抱負などを聞いた。

 ◆窪木 一茂  

 ―初の五輪への意気込みと五輪に向けて強化したいポイントはあるか。

  「2日前(4日)に代表選出の連絡を受けた時には、これまでの努力が報われたと思った。今はうれしさもあるが、『期待に応えなければならない』という気持ちでいっぱいだ。5月中旬まではヨーロッパを中心にロードを走り、その後、静岡県の伊豆ベロドロームでトラックに移行する。大会前にはカナダで調整して現地入りする予定だ。短距離のダッシュや瞬発力の強化が必要になる」  

 ―高校で競技を始めたようだが。

  「小学校でサッカー、中学校ではバスケットボールをしていた。高校で競技に出合い、両親に10万円の自転車を買ってもらったことで辞められなくなった」  

 ―本県出身の渡辺一成や県民の存在が励みになる。

  「渡辺さんの日本代表としての自覚や競技に対する姿勢を見習いたい。国内外でのレースの結果が、福島県のメディアに取り上げられた時などに地元から連絡を受けることがあり、励みになっている。自分が活躍することで県民を元気にできたらと思う。結果を求めて頑張りたい」

 ◆渡辺 一成  

 ―日本代表に選ばれた今の気持ちを。

  「ここ2シーズンは厳しい戦いが続いていた。五輪に出場できるか分からない位置にいたが、これからは自分を見つめ直すことができる。しっかりと計画を立ててトレーニングを重ね、五輪で大輪の花を咲かせられるよう努力したい」  

 ―3大会連続での五輪出場となる。

  「子どものころから憧れていた舞台。初出場の北京五輪は何も分からないまま終わってしまい、その悔しさや意地が原動力になっている。支えてくれる人たちの思いも後押ししてくれる。年齢も年齢なので次のチャンスはないと思って集大成の大会にしたい」  

 ―本番に向けた調整と思い描くレースは。

  「5月の日本選手権(G1)まで競輪に出場する。その後は集中してトレーニングを積むため、静岡県の伊豆ベロドロームでの合宿に臨み、大会前にカナダで調整して現地入りする予定だ。レースでは持ち味の加速力を生かしながら、いいタイミングで前に出られるようにしたい。ただ展開に左右されることなく、積極的に自分で動けることが理想だ」

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