いわきFC、10日に初戦 大倉社長「全員攻撃で戦い抜く」

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「目の前の試合に勝つことにこだわりたい」と話す大倉社長

 将来のJリーグ入りを目指している、いわきFCは10日、いわき市のいわきグリーンフィールドで行われる県社会人リーグ2部の初戦に挑む。対戦相手はグロリーズ福島(県北)で、午後1時開始予定。キックオフを前にシンガー・ソングライターの加藤ミリヤさんが国歌を独唱し、チームの初陣に花を添える。

 いわきFCは書類審査とトライアウトで入団を希望した全国150選手の中から22選手を選抜した。現在は新加入2選手を加え24選手となり、うち本県出身や本県ゆかりは9選手。選手は2月の入団発表から約2カ月間、練習に加え、Jリーグや社会人チームなどとの試合を重ね、チーム戦術を高めてきた。

 チームは当初、攻守の連係不足などから4試合連続で敗れたが、3月13日に初勝利を挙げると、格上の関東、東北社会人リーグ1部などを相手に勝ち星を積み上げ連勝を4に伸ばし、完成度を上げている。元オランダ代表でJI広島でもプレーしたピーター・ハウストラ監督の下、J1への道を歩み出す。

 大倉社長 意気込み

 いわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長(46)は福島民友新聞社のインタビューに応じ、抱負や展望などを語った。

 ―初戦を前に心境を。
 「開幕は一つの通過点に過ぎず、年間を通した内容を大事にしたい。チームのスタートとなるが、気負わずにやるつもりだ。シーズンが終わった時点でステップアップできたと実感できるよう点ではなく、線で考えていきたい」

 ―選手の状態は上がっている。
 「チーム発足当初より良い状態になっている。初戦は監督が選んだ11人がピッチに立つが、控えの選手も含め、個々の選手の底上げがないと、さまざまな大会で勝ち上がることはできない。期待している選手はいるが、全員攻撃、全員参加のサッカーを目指して、一丸となって戦い抜きたい」

 ―今シーズンの目標と県民へのメッセージを。
 「目の前の試合に勝つことにこだわりたい。2部で優勝して来年の1部昇格も目指す。5年先、10年先のJ1昇格を見据えながらチームの伝統をつくり理念を浸透させる1年にしたい。サッカーの本質は点を取ることであり、見る人が楽しめる攻撃的で魂のいぶくサッカーを展開したい。スポーツには無限の可能性と無限の力があることも知ってほしい。地域に愛され、地域のチームと思ってもらえるよう努力する」

 おおくら・さとし 神奈川県出身。早大商学部卒。現役時代はJリーグの柏や磐田でFWとして活躍。引退後は湘南でGM(ゼネラルマネジャー)や社長などを歴任し、2015(平成27)年12月から現職。46歳。

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