いわきFCが8点の好発進 「福島県社会人リーグ」開幕

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【いわきFC―グロリーズ福島】後半12分、後半に途中出場したいわきFCのFW吉田が4点目のゴール=10日、いわきグリーンフィールド

 サッカーの県社会人リーグが10日、開幕し、1~3部の8試合が行われた。将来のJリーグ入りを目指す2部のいわきFC(いわき)はいわき市のいわきグリーンフィールドでグロリーズ福島(県北)と対戦、8―0で完勝し、好スタートを切った。

 いわきFCは前半、MF新井がボレーシュートを決めチームとしての公式戦初得点を記録すると、さらに2点を加え、3―0と試合の主導権を握った。後半に入ると、FW吉田の2ゴールを含むゴールラッシュで5点を追加した。
 同リーグの第2節は17日に行われ、いわきFCは福島市の十六沼公園サッカー場でFC E―STAR(県北)と対戦する。午後2時開始予定。

 吉田の2ゴールに地元沸く

 後半途中から出場したいわきFCのFW吉田知樹(いわき市出身)は地元の大声援に後押しされたかのような活躍で2得点。限られた出場時間の中で最高の結果を出し「得意な形で決めることができた」と胸を張った。

 古里で迎えた開幕戦。後半10分ごろ、「点を取りに行く」との強い思いでピッチに立った。直後に右サイドからのクロスボールを右足で押し込み難なく初ゴール。圧巻は2点目で、持ち味のドリブルで左サイドから中央に切り込むと、相手DFに対応する隙を与えず振り抜いた。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、ファンで埋まったスタンドが一気に沸いた。

 吉田は中学校を卒業後、茨城県内の高校に進学。昨年度の全国高校選手権に出場したが、2回戦のPK戦でキックを外し、チームは敗退した。サッカーを続けることを諦め、理学療法士になる道を選んだ。しかし、いわきFCの勧誘もあり「サッカーで地元に恩返しをしたい」との思いから専門学校への進学を取り消してチームに加わった。

 「復興はまだまだこれから。サッカーで地元を活性化していきたい」。吉田は古里への熱い思いを原動力に突き進む。