福島ホープス、本拠地初戦飾る 笹平がサヨナラ打

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【武蔵―福島】9回裏福島無死満塁、笹平がサヨナラとなる右前適時打を放つ=開成山球場

 (15日・開成山球場ほか=4試合) 福島ホープスは武蔵ヒートベアーズ(埼玉)を迎えたホーム初戦を行い、6―5でサヨナラ勝ちした。通算成績は2勝1敗で、16日に同球場で行われる信濃グランセローズ(長野)とのホーム第2戦に弾みをつけた。午後1時開始予定。

 主将、人生初の一打

 試合を決めたのは頼れる主将の、意外にも人生初というサヨナラ打だった。

 同点で迎えた最終回、無死満塁の好機で打順が回ってきた。福島の笹平拓己が打席に立つと、スタンドのファンから送られる声援が地鳴りのように響いた。「プレーで恩返しがしたい」。鳥肌が立つのを感じながら、バットを握る手にぐっと力を込めた。

 無我夢中だった。岩村明憲監督から「楽しんでこい」と送り出されたが、打った球はよく覚えていない。気が付いた時にはボールは右翼手の前に落ちていた。

 サヨナラ打と分かり、右の拳を突き上げ、ベンチを見ると、笑顔のナインが飛び出すところだった。初めて体験した歓喜の瞬間を、笹平は「異様でした」と冗談交じりに振り返った。

 「この劣勢の試合で勝てた。落ち着いてプレーすれば崩れるチームではないし、地に足を付けてやっていきたい」。昨年、果たせなかった前期優勝に向けて、主将の目は真っすぐ前を向いた。