福島ホープス、ホームで連勝 「ベテラン」大家が円熟の投球

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【信濃―福島】ナックルボールを駆使して7回を4失点とした福島の大家=開成山球場

 (16日・開成山球場ほか=4試合) 福島ホープスはホームで信濃グランセローズ(長野)と対戦し、6―5と前日に続く逆転勝ちで2連勝とした。通算成績は3勝1敗。次戦は17日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで石川ミリオンスターズ(石川)と対戦する。午後1時開始予定。

 さえたナックル

 福島に逆転劇を呼び込んだのは、米大リーグで通算51勝を挙げたベテラン大家友和の粘りの投球だった。今季初の先発マウンドは立ち上がりこそ不安定だったが、ボールの回転を抑え、不規則に変化しながら落ちるナックルボールを駆使して7回を被安打5と上々の内容。逆転してくれた仲間に感謝しながらも「頼ってばかりはいられない」と元メジャーリーガーとしてのプライドをのぞかせた。

 大家は日本球界に復帰後、ナックルボールを操るようになった。「手術を受けた肩のリハビリ程度」と言いながらも、現在は我流の変化球を投球の軸に据えている。この試合でもナックルボールを多投。「意図していなかった安打で走者を進めてしまった」と初回の3失点を悔やむが、尻上がりに調子を上げていった。

 150キロを超える直球を持ち味の一つとしていたが、肩を手術して以降、球威が戻らず「葛藤があった」と明かす。ただナックルボールを手に入れたことで新たな武器として「我慢の投球」を身に着けた。40歳になり、円熟味を増す投球術と野球に向き合うその姿勢が、若手投手陣の手本となるはずだ。