学石高・遠藤がV、学石高卒・阿部が2位 陸上の日本選抜和歌山大会

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余裕の表情でゴールする遠藤日向(学法石川高)=和歌山市紀三井寺公園陸上競技場

 陸上の日本選抜和歌山大会第1日は30日、和歌山市紀三井寺公園陸上競技場で行われ、ジュニア男子5000メートルで遠藤日向(学法石川高3年)が14分6秒71をマークし優勝した。7月にポーランドで開かれる20歳以下の世界選手権の選考を兼ねており、遠藤が代表に選出されることがほぼ確実となった。

 このほか県勢は阿部弘輝(明治大、学法石川高卒)が14分7秒27で2位、相沢晃(東洋大、学法石川高卒)が14分10秒17で6位だった。

 圧巻「誰も来なかった」

 圧巻のラストスパートだった。遠藤日向は残り約200メートルで一気にスピードを上げ他の選手を置き去りに。ゴール直前には振り向いて先輩である阿部弘輝に声を掛けるなど余裕の表情でフィニッシュし「後ろを見たら誰も来なかった」と言ってのけた。

 世界選手権の代表の座を獲得するために、けがをしないことを最優先に臨んだ。向かい風を考慮して序盤は集団の後方につけ、中盤以降は先頭のペースに注意を払いながら「終盤で集中すれば勝てる可能性は高い」と、余力を保ちながら、最後に飛び出した。

 4月に県高校記録を更新した。「今年に入って一段と勝負強さ、スピードが増している」と松田和宏監督が評するように着実に力を付けている。そんな高校最後の年に目標に掲げるのが日本高校記録の樹立。遠藤は「13分30秒を狙っている」と豪語、松田監督も「けがさえなければ」と太鼓判を押す。

 世界選手権で「メダルがほしい」と話すその目には自信があふれていた。