「メダル狙う」 リオ・パラリンピック車いす卓球代表内定の吉田

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「出るだけではなく、メダル獲得を目指す」と意欲を語る吉田

 リオデジャネイロ・パラリンピックの車いす卓球男子日本代表に内定した須賀川市出身の吉田信一(50)=情報通信研究機構=は東京都内で練習に打ち込み「まだスタートライン。出るだけではなくメダル獲得を目指す」と初の大舞台での活躍を誓った。

 吉田は須賀川高3年だった1983(昭和58)年4月の始業式前日に交通事故に遭い、脊髄を損傷。下半身が動かなくなり、車いすでの生活を余儀なくされた。同校を中退し、「やりたいことがなかった」と振り返る吉田だが、県内の工場で働いていた94年に車いす業者から薦められて車いす卓球と出合い、生活が変わった。「集中できるものが見つかった」と競技にのめり込むと、拠点を都内に移して技術を磨いた。

 東日本大震災では被災した故郷に心を痛めた。「元気を与えなければいけない」との思いで2012年のロンドン・パラリンピック出場を目指したが、代表を決める世界ランキングで他の選手に及ばず、涙をのんだ。

 念願だったパラリンピックの出場権を手にした吉田は「周囲の協力があって今がある」と感謝の言葉を述べる。吉田は障害の程度で分けられるシングルスのクラス3の部に出場する。