学法石川高・遠藤日向が1500決勝へ 日本陸上選手権

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【男子1500メートル予選】3分45秒58の県高新で決勝に進んだ遠藤日向(学法石川高)(左)と、並走する遠藤清也(NDソフト)(右)=名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム

 リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた陸上の第100回日本選手権第1日は24日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、県勢は、女子1万メートルの石井寿美(ヤマダ電機、学法石川高卒)が32分10秒96で6位。男子1500メートルの遠藤日向(学法石川高3年)は自身の持つ県高校新記録を塗り替え、日本高校歴代4位となる3分45秒58で決勝に進んだ。同種目でともに学法石川高卒の田母神一喜(中大1年)、遠藤清也(NDソフト)は予選敗退。男子100メートルの野川大地(住友電工、郡山商高卒)は準決勝で、男子400メートル障害の渡部佳朗(城西大2年、喜多方桐桜高卒)は予選で涙をのんだ。東邦銀行勢は女子ハンマー投げの佐藤若菜が11位、女子400メートルの青木沙弥佳、千葉麻美、武石この実がいずれも予選で姿を消した。

 兄・清也と対決「意識した」

 国内最高峰の舞台で期待のホープが鮮烈なデビューを飾った。男子1500メートルに高校生で唯一出場した遠藤日向(学法石川高3年)は自己ベストを約1.5秒塗り替え、日本高校歴代4位の3分45秒58をマーク。「高いレベルで実力を試せて良かった」。トップアスリートとの真剣勝負が、17歳を新たな境地に導いた。

 学法石川高で3学年先輩の兄清也(NDソフト)と予選で同組になり、生涯忘れることのできないレースとなった。トラック競技では初の対決。「少し意識してしまった」と振り返るように序盤は集団の内で清也と並走する展開が続いた。「正直きつかったが、周りの選手は余裕があり楽しそうだった」。残り300メートル付近でライバルの表情をうかがいながら先頭との差を詰めると、最後は両手を挙げゴールに飛び込んだ。

 「本当に強くなっていた。決勝は表彰台と記録更新を狙ってほしい」と清也からエールを送られた遠藤。兄の思いを背負い、未知の領域に足を踏み入れる。