宍戸、77キロ級『完全優勝』 全国高校総体・ウエイトリフティング

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【ウエイトリフティング77キロ級】ジャークで158キロを挙げ、優勝を決める宍戸大輔(福島工3年)=岡山県笠岡市・笠岡総合体育館

 全国高校総合体育大会(インターハイ)第11日は7日、岡山県笠岡市の笠岡総合体育館などで7競技が行われ、県勢はウエイトリフティング男子77キロ級で宍戸大輔(福島工3年)が頂点に立った。85キロ級の照山飛翔(田村3年)は36位だった。

 「とにかく1番になりたかった」。表彰台で賞状を掲げたウエイトリフティング男子77キロ級の宍戸大輔(福島工3年)の胸元には、三つの金メダルが輝く。スナッチ128キロ、ジャーク158キロ、トータル286キロを出し、全てで1位となる完全優勝を果たした。

 渡部靖監督から「天才」と評され「20年間教えてきた中で1番」とたたえられる逸材だが、自身を厳しく律し、練習に打ち込む真面目さも併せ持つ。今大会に向けても、毎日自分でメニューを考え、質の高いトレーニングを積んできた。

 この日は昨年85キロ級で頂点に立った柳川友章(三重県・亀山3年)との事実上の一騎打ち。1年前は「雲の上の存在だった」という相手との戦いとなったが、同記録の場合は体重の軽い方が上位となるため、1.7キロ軽い宍戸が優位に進めた。

 ジャーク3回目の試技では柳川が先に158キロに成功。会場は緊張感に満ちていたが、目の前のバーベルを挙げられれば優勝という状況に「早く挙げたくて挙げたくて仕方なかった」(宍戸)。見事に成功させると豪快にガッツポーズを決めた。

 将来は五輪出場も夢見るが、今はすぐ先にある一戦一戦が大事。宍戸は10月の国体に向け「もっと記録を伸ばさないと負けてしまう」と、早くも次の戦いに照準を合わせた。