日本、キューバに敗れ準V U15野球W杯、序盤の大量失点響く

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【キューバ―日本】7回裏日本2死二塁、近藤の左前打で二走野口が生還=いわきグリーンスタジアム

 15歳以下の野球の世界大会「U―15ベースボールワールドカップ2016inいわき」最終日は7日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで決勝などが行われた。日本は決勝で前大会王者のキューバと対戦したが、序盤の大量失点が響き、4―9で敗れて準優勝だった。

 日本は2回にキューバの集中打と積極的な走塁から5点を失い、4回も3失点と苦しい展開。6回に嘉手苅将太(兵庫県、姫路アイアンズ)の安打を足掛かりに1点を奪い、7回には2死からの4連打で2点を追加し、8回も田口夢人(栃木県、栃木下野リトルシニア)の適時二塁打で1点を加えるなど猛追したが、及ばなかった。

 米国とパナマの3位決定戦は米国が8―3で勝利した。

 最後に厚かった「前回王者の壁」

 世界一の壁は厚かった。1次リーグを5戦全勝、2次リーグでは米国に1敗したが首位で決勝に進んだ日本。初のメダル獲得が確定し、世界一まであと1勝だったが、前大会王者が行く手を阻んだ。

 主将の野口海音(大阪府、松原ボーイズ)は目に涙を見せながら「最後まで全員がまとまり、勝利に向かっていい野球ができていた」と大舞台での戦いを振り返った。

 主将は全国から集まった出身や所属チームが異なるナインを短期間でまとめ、約1カ月前に結成したばかりのチームを世界2位まで押し上げた。

 中盤まで野口はベンチから戦いを見守った。4回までに8点のリードを許し、相手投手も打ち崩せず苦しい時間が続いた。「1点1点を着実に返していく」。試合を重ねるごとに強さを身につけた日本は敵失などに乗じ4点を返した。5回に代打で出場した野口は7回に内野安打で出塁し、2点目のホームを踏んだ。しかしチーム全員が狙っていた「金メダル」には届かなかった。

 「人として成長できた大会だった」。チームを支えた日本の主将は悔しさを胸に刻み、新たな目標に向かって歩み始めた。