ホープス逃げ切る 3連勝、東地区首位を守る 

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【群馬―福島】5回裏福島2死満塁、勝ち越しの内野安打を放つ小倉=開成山球場

 福島ホープスは11日、郡山市の開成山球場で群馬ダイヤモンドペガサス(群馬)と対戦、5―1で逃げ切り、3連勝を飾った。通算成績は14勝9敗1分けで、東地区首位を守った。

 福島は投打が連動し、群馬を振り切った。

 福島は同点で迎えた五回1死、岸本が中前打、貴規が内野安打で出塁し、暴投で二、三塁に進塁した。続く岡下が中飛に倒れ、2死後、ボウカーが四球を選び満塁とすると、小倉の内野安打で2点を勝ち越した。七回には貴規の本塁打も飛び出し、群馬を突き放した。

 先発高橋元は毎回走者を出しながら5回1/3を1失点。2番手杉山が6回1死満塁の場面を無失点で乗り切り、この後、ウルタド、加藤、栗山の継投で逃げ切った。

◆小倉「無心」の殊勲打

 1―1の同点で迎えた五回、緊迫した試合を動かしたのは、福島ホープスの5番小倉信之の内野安打だった。2死満塁の好機で打った勝ち越しの殊勲打に、小倉は「チームにとって大切な局面。打てて良かった」と、日焼けした顔に白い歯を浮かべた。

 この日の群馬の先発は、150キロ超の直球が持ち味の沼田拓巳。小倉は、この力のある直球と落差のあるフォークに苦しみ、1、2打席で三振を喫するなど、「考えすぎて、タイミングが合わなかった」。

 しかし、五回の好機で迎えた第3打席。「バットを短く持ち、無心で当てた」と内角の直球をバットに当て、一塁まで全力疾走。打球の勢いが弱かったことも奏功し、3走岸本、2走貴規が次々と本塁に生還、試合の流れを呼び込んだ。

 試合を決める一打でチームを勝利に導くなど、夏場に入り、小倉の打撃は上向きだ。チームも東地区首位をキープし、同地区後期優勝を果たした昨季の躍進を予感させる。ただ「全く意識はしていない。一戦一戦、確実に勝ちに行く」と、小倉を含め、ナインに慢心はない。「次も勝つ」。小倉は力を込め、まなざしを次戦へと向けた。