紫村が大会記録更新で優勝 東北総体・陸上女子100障害

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大会記録を更新する13秒45で優勝した紫村仁美(東邦銀行)=青森県総合運動公園陸上競技場

 第43回東北総合体育大会陸上競技は20日、青森県総合運動公園陸上競技場で男女22種目の決勝が行われた。県勢は、女子100メートル障害で紫村仁美(東邦銀行)が13秒45の大会新で優勝を果たした。

 自在なレース運びだった。女子100メートル障害の紫村は「前半の加速を意識した」と号砲一発、スタートから飛び出すと、中盤で持ち味の伸びのある走りで一気にトップを奪取。「リズム良く走れた」とゴールに飛び込んだ。

 リオデジャネイロ五輪を懸けた選考レースでは、目標にしてきた参加標準記録の"13秒の壁"を乗り越えることができなかった。

 「初めは気持ちの整理が付かなかった。でも、五輪に出るには何かが足らなかったと受け止めるしかなかった」。今月初めに行われた合宿では「質より量をこなした」と疲労がたまっていても、走力をつけるために走り込みを徹底。悔しい思いを練習にぶつけ、体をいじめ抜いた。

 世界で戦うためには12秒台が求められる。25歳のハードラーは「世界選手権などに出ることが目標では駄目。常に上を目指さないと4年後の成長はない」と優勝の感慨にふけることはない。リオ五輪のメダルラッシュに日本中が沸く中、東京五輪を見据え奮闘するスプリンターの姿がうかがえた。