福島ユナイテッド王者の底力!樋口、延長に千金弾 天皇杯サッカー県予選

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【福島ユナイテッドFC―いわきFC】延長前半9分、決勝ゴールを決め、仲間と抱き合う福島のFW樋口(中央)=会津若松市・あいづ陸上競技場

 9連覇を狙う福島ユナイテッドFC(J3)と初優勝を目指すいわきFC(県社会人リーグ2部)が公式戦で初対戦した21日の第21回県選手権大会・第96回天皇杯全日本選手権県代表決定戦決勝。延長戦の末、2―1で福島が競り勝ち、27日に開幕する天皇杯全日本サッカー選手権の出場を決めた。

 延長前半9分、勝負を決めるゴールを奪うと、チームメートに抱きつき、喜びを爆発させた。勝利の立役者となった福島FW樋口寛規は「狙っていた。ゴールした瞬間はあまり覚えていない」と必死だったゴールシーンを振り返った。

 一進一退の攻防が繰り広げられ、試合は延長戦にもつれ込んだ。樋口は後半22分に出場し、積極的に相手ゴールを狙った。「絶対に好機はくる」。公式戦無敗で勢いづくいわきFC相手でも、王者は冷静さを失わなかった。サイドを活用し、カウンターを積極的に仕掛けてくるいわきFCの攻撃を統率された守備で防ぎ、勝ち越しの好機を虎視眈々(たんたん)と狙った。我慢を重ね、チャンスは巡ってきた。右サイドからDF酒井高聖のクロスボールが上がった瞬間、樋口は素早く相手守備の手薄な位置に切り込んだ。走り込んだ勢いを殺すことなく、ジャンプしながら右足でネットを揺らした。

 「チャンスは逃さない」とのプレースタイルを自負する。決勝で福島が放ったシュート11本のうち樋口が放ったのは1本のみ。その1本が決勝弾。好機を抜群のゴール感覚で確実にものにした。