「神様くれたチャンス」 リオ・パラリンピック柔道代表・半谷、意気込み語る 

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「一つでも多く勝ちたい」と意気込む半谷静香(エイベックス提供)

  リオデジャネイロ・パラリンピック日本代表に選ばれた柔道(視覚障害)女子48キロ級でいわき市出身の半谷静香(28)=エイベックス、東日大昌平高卒=が代表発表から一夜明けた25日、福島民友新聞社の取材に応じ「神様がくれたチャンス。一つでも多く勝ちたい」と意気込みを語った。

 5月に開かれた選考会で代表の座を逃したが、補欠となり、「リオに行けても行けなくても」と練習を怠らなかったという。そんな中での吉報に「実感は湧かない。代表のユニホームもまだ手元にないので、本当に行けるのかという思いがある」と驚きながらも声を弾ませた。

 2012年ロンドン大会に続く出場。前回は会場の雰囲気にのまれてしまったが、2度目の今回は違う。「気持ちの作り方は分かっている。経験を踏まえて臨みたい」と自信をのぞかせる。

 4月の上京後、練習にウエートトレーニングを取り入れるようになったことで体力面の向上にも手応えを感じている。「同い年でよきライバル」と話す52キロ級の石井亜弧(27)=三井住友海上あいおい生命保険=が同じく追加代表になったことも心強い。

 恩師ら県内関係者からも喜びの声が上がった。半谷を高校時代に指導した東日大昌平高柔道部の船川健一顧問(40)は「もともとはなかったチャンス。思い切って戦ってもらいたい」とエールを送る。

 県立盲学校で3年間担任を務めた小池佳朗教諭(40)は「持ち前の明るさと負けん気の強さで柔道と学業を両立していた」と振り返り、「今まで積み重ねたものを全力でぶつけてほしい」と願った。

 半谷は4年後の東京パラリンピックで表彰台の真ん中に立つことを目標としており、「東京での金につながる一歩にしたい」と位置付ける。突如舞い込んだ大舞台の切符。「本当に運がいい。ガツガツ練習して備えたい」。リオの畳の上でその喜びを表現する。