福島ホープス、王者・群馬に力負け 背水の陣も『下克上』ならず

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【福島―群馬】3回裏、群馬に逆転を許しマウンドに集まる福島ナイン=群馬県・前橋市民球場

 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの東地区チャンピオンシップ(CS、3戦制)は16日、群馬県前橋市民球場で開幕した。地区通期2位の福島ホープスは、前後期優勝の群馬ダイヤモンドペガサス(群馬)と対戦、2―9で逆転負けを喫し、2年連続で東地区チャンピオンシップで敗れた。

 福島は先制したがその後は拙攻が目立ち、徐々に流れに乗った群馬に押し切られた。

 福島が勝ち進むには3勝が条件だったため、福島の今シーズンの戦いは終わった。群馬は東地区優勝チームとして西地区優勝チームとのBCLチャンピオンシップに進む。

 来季につながる「2点」

 背水の陣で挑んだ福島ホープスの"下克上"はならなかった。「もう少しやれたんじゃないかな」。主将の笹平拓己をはじめ、福島ナインはグラウンドで行われる群馬ダイヤモンドペガサスの東地区優勝セレモニーを力なく見つめた。

 立ち上がりは、思い描いていた通りだった。BCLチャンピオンシップ進出へ1敗も許されない福島。「なんとしても先制点を取りたかった」と2回2死三塁で小林祐人が鋭い打球を中前に運び先制。下位打線で岩村明憲監督の「短期決戦は先制点が大事」を体現して見せた。

 しかし、直後の守備で追い付かれると、3回、5回には強力群馬打線の一発攻勢で試合のリズムを奪われた。「配球が甘かった。簡単に点数を許してはいけないのに」。投手の3被弾に捕手の笹平は唇をかんだ。

 敗退の中にも8回に意地は見せた。「1点は確実に取れる」(岩村監督)2番貴規、3番岡下大将の連打をきっかけに1点を返し、最終戦でチームの持ち味を発揮した。

 2016年の福島の戦いは終わったが「新たなチームをつくり原点に立ち返る」と岩村監督。BCL制覇へ。三度目の正直に向けて福島の"希望"は再スタートを切る。