吉田、成年53キロ『3連覇』 いわて国体・ウエイトリフティング

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【ウエイトリフティング成年53キロ級】ジャークで120キロを挙げる吉田=岩手県奥州市・江刺中央体育館

 岩手県で1日に開幕した第71回国民体育大会「2016希望郷いわて国体」。同県北上市の北上総合運動公園陸上競技場で総合開会式が行われ、47都道府県が南から順に入場し、本県選手団は41番目に登場した。

 本県選手団は、旗手を務めた山沢直貴(富岡高3年)を先頭に選手や監督、本部役員ら123人が堂々と入場行進した。

 大会は「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」をスローガンに、11日までの11日間にわたり開かれ、47都道府県の代表が岩手県各地で熱戦を繰り広げる。

 前回は男女総合(天皇杯)31位、女子総合(皇后杯)35位。今大会は会期前競技の水泳(競泳、飛び込みなど)を終えた時点で男女総合32位。遠藤均総監督(県スポーツ課長)は「総合順位20位台を目指す」と意気込む。

 1日は奥州市の江刺中央体育館でウエイトリフティングが行われ、県勢は成年男子53キロ級の吉田真弘(いしかわリハビリテーションケアセンター)が3連覇、同69キロ級の近内三孝(日大3年)は4位だった。

 吉田、「チーム福島」に勢い

 3連覇を懸けた試合は不安との戦いだった。ウエイトリフティング成年男子53キロ級で優勝を飾った吉田真弘(いしかわリハビリテーションケアセンター)。重圧に打ち勝っての勝利に「緊張や焦りもあったが、気持ちを切り替えられた」と満面の笑みを浮かべた。

 県立石川高時代から数えて8度目の出場となったが、この舞台に慣れることはない。「国体には魔物がいるんです」。冗談めかして話すが、前日の夜はほとんど眠れなかったという。

 そして迎えた1回目のスナッチ。左ひじが少し曲がり、失敗に終わった。ただ「本当に焦ったが、2本目をしっかり取ろうと思った」と気持ちを切り替え、2、3回目を見事成功させた。

 得意のジャークは他の全選手が試技を終えた117キロからの挑戦。ここでも1回目は失敗したが、それ以降は安定した。

 国体開幕初日、最初の種目で頂点に立ち、本県選手団を勢い付けた。吉田は「選手一人一人が上位に入ってほしい」と「チーム福島」にエールを送った。