ソフトテニス成年女子準V 61年ぶり快挙、いわて国体 

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ソフトテニス成年女子で2位に入った本県チーム

 第71回国民体育大会「2016希望郷いわて国体」第3日は3日、岩手県北上市の和賀川グリーンパークなどで19競技が行われ、ソフトテニス成年女子で大槻麗、小谷菜津美、大羅夢真(住友ゴム工業)小山舞(早大1年)鈴木梨沙(明大1年)の本県代表が準優勝した。本県代表が決勝に進出したのは、成年女子の前身となる一般女子で準優勝した1955(昭和30)年の第10回大会以来、61年ぶり。

 このほか県勢は、馬術の成年女子馬場馬術で杉本晃美(stable FEDERA)が3位に入賞。高校野球硬式の聖光学院は2回戦で常総学院(茨城)に16―3で七回コールド勝ちした。フェンシングの成年男子フルーレは8位だった。

◆「来年こそ頂点」、選手ら声をそろえる

 「あと一本取りきる強さがなかった」。優勝が目の前に迫っていた。3マッチ(試合)とも最終の第7ゲームまでもつれ込む接戦となったソフトテニス成年女子決勝。約2時間20分にわたる熱戦で本県チームがつかみかけた勝利が土壇場でするりと逃げていった。

 最終の第3マッチ。勝負の行方は小山舞(早大1年)と鈴木梨沙(明大1年)の若きペアに託されていた。ともに西郷一中卒で和歌山信愛高に進学、昨年は和歌山県代表として少年女子で優勝した。今回はふるさと選手として本県チームに加わり、「地元に恩返しがしたい」と意気込んでいた。

 強豪実業団・東芝姫路の選手らでつくる兵庫県を相手に、戦いは第1マッチから熱を帯びた。

 本県の大羅夢真・大槻麗ペア(住友ゴム工業)は8回のジュースを迎えるなど緊迫の攻防を繰り広げたが、第7ゲームで先にマッチポイントを迎えてから連続得点を許して黒星。後を受けた第2マッチの小谷菜津美(同)は苦しみながらも数種類のカットサーブや鋭いバックハンドなどを駆使して粘り勝ちした。

 中学卒業以来4年ぶりにペアを組んだ小山と鈴木は実業団選手を相手に一歩も引かず、接戦を展開。第7ゲームのマッチポイントを迎えた時には6―4とリードしていたが、そこから4連続ポイントを許し、涙をのんだ。

 「決めきる勇気がなかった」と小山は振り返った。目前で逃した頂点の座。しかし、それをつかむ力を備えていることを証明した。「来年こそはきっと」。5人は声をそろえた。